(幹事社)
ありがとうございます。今の中、ちょっと確認をさせていただきたいんですけれども、国から提案があった、第三者による会議に条件付きながら、県の有識者会議のトップおよびその委員長、副委員長、それから県の事務局の方が入り、中立的なものであるならば受け入れるというふうに、今の話だと私は感じたんですけれども。そういうことでよろしいでしょうか。
(知事)
いや、これは今調整を進めておりますのでね。出るなという意見だったらそうなります。今首長の方々、それからまた専門部会の方々に照会をしておりまして、今週末には返事ができるぐらいのところまで来るということですので、それで、仮に第三者委員会が設置されるとなれば、そういうことだと。今申しましたようなことになると。これは前もって言っておかないと、勝手に決められて、ここで決まったことを尊重するべしというふうに、前の3者協議のときですね、そういう文言が入ってたわけですね。決まったことは尊重するべきと。それさえすれば、もう、ぐうの音も出ないという形になっていたわけですが、そうしたことを避けるために、これはたまたま水嶋さんが来られたので、そのことを明言しておいたと。ただし、どう返事するかは、これはもう皆さんの意見を承った上で、今週末に皆さんに公開する形で、回答するということであります。
(幹事社)
案は公開するということですね。
(知事)
そうです。こちらからの返事は向こうも公開されておりますので、こちらの回答文も公開をいたします。
(幹事社)
今週末で。
(知事)
今週末に届けられるというふうに事務局から聞いています。
(幹事社)
県としては、こういうものを送るというのは公開されるわけで、われわれも。
(知事)
そうですね。
(幹事社)
分かりました、はい。それでは幹事社質問に関して、他に質問のある方、社いらっしゃいますか。
(記者)
今、意見照会中っていうお話だったんですけど、ちなみに県のたたき台としては、具体的にどういうものを提案、意見照会されているのかということが1点と。意見照会で市町だったり、有識者と意見が分かれた場合って、どういうふうに対応するのかなというのを教えてください。
(知事)
今日は織部さん来てるのかな。今、ちょっとその現状どうなってるか、お願いできますか。
(環境局 織部局長)
環境局長の織部です。現在、各大井川利水関係協議会の会員であります各流域の市町と、利水団体の皆さまと、あと専門部会の委員の皆さまに県としての、先ほど知事の方からお話ありましたけれども、こういう条件であれば、提案のあった有識者会議は受け入れたいという案をお示しした上で、今照会してる最中でございます。内容については、どう変わるかちょっと分からないものですから、現状ではちょっとここでは説明は省かせていただきますけれども、今週中には、回答できるように整えていきたいというふうに思っております。
(記者)
割れた場合どうするかっていうのは何か。
(環境局 織部局長)
割れた場合っていうのは、意見がですか。
(記者)
いや、提案に乗るべきか乗らないべきかっていう、基本的な、根本的な話になった場合。
(環境局 織部局長)
そこはちょっとまだ結果が出てないものですから、何ともお答えしようがないですけども。
(記者)
知事にお伺いしたいんですけども、1年以上かけて、科学的根拠に基づいて行ってきた環境保全連絡会議、有識者の会議、この評価っていうものについては、今現状、国交省鉄道局に対してどう求めているのか。また、彼らが直接知事に何か伝えてきたのか、それが生かされた、もし国交省の枠組みの第三者会議で続いていくのだったら、まとまっていくのか。ちょっとそこは推測の話になっちゃうんですけれども、まずは1年かけてやってきたことについては、どうなってるんでしょうかね。
(知事)
水嶋さんの文書によれば、専門部会は当事者だって書かれてるんですね。こういうご判断をされてるわけです。とんでもありません。これは文字どおり第三者委員会として、その方面のトップクラスの先生方にお願いをして、議論をしていただいてるわけですね。ですから、当事者すなわち県とJR東海の意見を科学的エビデンスに基づいて議論をしていただくための会議で、当事者ではありません。学者の良心においてやってもらってるわけですね。それを水嶋さんは当事者と表現されてるわけです。これは私は誤りだと思っておりますが、だけど彼はそう思ってるわけですね。ですから、自分が第三者と考える有識者会議を設置したいと言われてるわけですね。われわれはこれが第三者的な立場で議論されていると思っておりますから、その人たちは、会議に出れば、学者同士ですから、トンネル工学関係あるいは水文関係について、議論が当然、科学的また技術工学的になされるものと思っておりまして、大変、言ってみれば学者に対して無礼なことを言われていると思ったものですね。
ちょうどそれは、われわれが彼らがつくるであろう第三者委員会を、どうもその中立性に欠けるのではないかと、これまでの国交省なり、あるいは中央政府の審議会というのは、かなりっていう面があります。そこに御用学者が入って、私もそういうものの中に入ったことがありますので、そこにいわゆる官庁寄りの先生方がいらっしゃるっていう実態を知っております。そうしたことから、これまでの経緯に基づいて、色付きの委員会を付けるのではないかという意見が首長さんから出されたのは、もっともなことだと思っております。ですからこれはオープンにしてやらないと、本当に色付いたというふうな疑いを、より強く持たれるだろうというふうに思っております。
(記者)
とすると、その公開で進めていくというのは、もう本当に強い条件として知事も挙げられているという理解でよろしいでしょうか。要は国交省がつくっても、それは外から見れば中立には見えないですよね。そのロジックが成立するならば。
(知事)
記者さんがそこまで言うのは大変勇気のあることですよね。ですから学問の世界ですから、これは隠すべきものは何もないと。政治的な主張をそこで論じ合うわけではありませんのでね。ですから、学問的に何が問題になってるのかということをやるのに、どこに隠すべき理由があるのかというふうに私は思っております。ですから、私は公開でと。だけど、これ設置する側のご事情もあると思うので、それは伝えますけれども、それをどう飲まれるか。私の考えは、これは学者がやるのであれば、公開でやればよろしいと思っております。
これまで、私たちの専門部会も全部公開してきたわけではありませんか。同じことです。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
細かい確認ですが、水嶋局長とはいつどこでお話したのか教えてください。
(知事)
JR東海のホテル、アソシアで、先週の木曜日でしたかねあれは。木曜日、6時に着くということだったので、6時から8時半ぐらいまで議論してました、3人で。はい、以上です。
(幹事社)
他にありますか。よろしいですか。それではその他の質問のある社はお願いいたします。 |